新品・中古ビジネスフォンを導入するときに、考えておきたいのが”保守サービス”についてです。ちなみに、ビジネスフォンの他に、パソコンや複合機、サーバーなどにも保守サービスが。すでに何らかの保守を利用しているオフィスも多いはず。

しかし、いざ”保守サービスとは?”と聞かれて、正確に答えられる方は少ないものです。というのも、保守サービスというのは業者によって内容に差があるため。一概に「保守サービスってこんなもの」と答えにくいサービスであるためです。

そこで、今回は新品・中古ビジネスフォンにおける保守サービスについて詳しくご説明しましょう。

1.新品・中古ビジネスフォンの保守サービスって?

そもそも、”保守サービス”がどのようなサービスなのか知らない方も多いはず。特に、新品・中古ビジネスフォンではあまり馴染みのないサービスです。では、まずは新品・中古ビジネスフォンにおける保守サービスについて見ていきましょう。

保守サービスとは

保守サービスとは機器の状態を保ち、万が一のトラブルから守るためのサービスのこと。例えば、”定期点検”や”定期整備”など定期的に行われるもの。万が一が発生したときにだけ整備したり、修理したりと対応するものなどがあります。

保守サービスというのは新品・中古ビジネスフォンだけのサービスではありません。冒頭で紹介したように、パソコンや複合機、サーバーなど。ビルやオフィスなど”施設内の環境や設備”を対象に、機器の管理を業者に委託するものです。

保守サービスの種類と特徴

新品・中古ビジネスフォンにおける保守サービスの種類と特徴を以下にまとめてみました。

定期点検

その名の通り、月1回,年3回など一定期間ごとに作業員が点検、整備をする保守サービスのこと。ビジネスフォンの動作確認はもちろん、汚れや埃などの清掃、ちょっとした設定変更や修理作業などまでが含まれたサービスを指します。

スポット対応

定期点検が一定期間ごとだったのに対して、スポット対応は実際にトラブルが発生したときにのみスポット(短い時間)で対応するというもの。定期的な点検や整備はないですが、スポットでの対応なので保守料金は抑えられます。

機器代サポート

故障や動作不良などの危機トラブルに対して部品交換、修理などをサポートする保守サービスのこと。通常の使用範囲であれば、部品交換も修理作業も費用はかかりません。ビジネスフォンを何十台も大量導入するときに便利です。

災害時サポート

地震や落雷、火災などの災害を対象に、機器の故障やトラブルを保証してくれる保守サービスのこと。他の保守サービスと比較して保守料金は割高になりますが、万が一に災害が発生しても優先的に対応してもらえるので安心です。

2.新品・中古ビジネスフォンに保守サービスは必要?

保守サービスとは機器や設備の状態を保つための作業を、業者に委託できるサービスのことでした。ただ、ビジネスフォン(電話機)にまで必要なのか?次は、新品・中古ビジネスフォンに対して保守サービスの必要性を考えていきましょう。

保守サービスは入っておくべき

結論から申し上げると、新品・中古ビジネスフォンにも保守サービスは必要と言えます。

というのも、家庭用電話機と比べて、ビジネスフォンというのは機能が多い分だけ精密に作られています。また、業種によっては1日に何十回、何百回と使用されることに。ビジネスフォンは想像以上にトラブルを起こしやすい設備なのです。

保守内容は業者ごとに異なる

ただし、保守サービスはどの業者にもあるとは限りません。保守サービスはあくまで業者が提供しているサービスの1つです。業者によって保守サービスの内容は異なるため。中には、保守サービス自体がないという業者もいるほどです。

特に、中古ビジネスフォンに対しては、保守サービスをしていない業者が多い傾向にあります。まずは保守サービスがあるのか、そして内容はどうなっているのか確認しましょう。その上で、利用するかどうか検討するのがおすすめです。

3.まとめ

今回は、新品・中古ビジネスフォンにおける”保守サービス”についてまとめてみました。保守サービスとは”機器や設備の状態を保つための作業を業者に委託する”というもの。新品・中古ビジネスフォンに関しては以下のようなものが。

  • 定期点検…定期的に点検整備をする
  • スポット対応…トラブル時にのみ対応する
  • 機器代サポート…部品交換や修理のみ対応する
  • 災害時サポート…災害時にのみ対応する

もし業者に保守サービスがあるのなら、新品や中古にかかわらず利用するのがおすすめです。ビジネスフォンは精密機器なので、どうしてもトラブルがつきものなため。ぜひ紹介した内容を参考に、保守サービスの利用を検討してください。