ビジネスフォンを購入するときにまず悩むのが、”新品”か”中古”か。というのも、ビジネスフォン市場というのは新品はもちろん、中古も幅が広いです。それこそ選択される割合的に、新品ビジネスフォンと比較しても目劣りしないほど。
しかし、いざ中古ビジネスフォンを選ぼうにも、「本当に中古でいいの?」と迷ってしまう方がほとんどです。正直、予算に余裕があるのなら新品ビジネスフォン一択しかありません。中古はあくまで”中古”としての魅力しかないのです。
そこで、今回は新品・中古ビジネスフォンのメリット・デメリットを徹底比較したていきましょう。
1.新品・中古ビジネスフォンを比較する上での3つの考え
スマホが普及した現在でも、ビジネスフォンはオフィスに欠かせない設備の1つ。その上、パソコンと同様に、社員数に合わせて複数台も必要なもの。新品・中古ビジネスフォンを比較する上で、まず知っておきたい3つの考えをご紹介しましょう。
予算をどれだけ確保できるか?
新品・中古ビジネスフォンを購入するとして、予算をどれだけ確保できますか?
新品ビジネスフォンの1台あたりの本体価格は10万円前後。中古ビジネスフォンは1台あたり2,3万円ほどと、新品と比較して4,5分の1です。正直、価格だけで比較するのなら、圧倒的に中古ビジネスフォンに魅力を感じます。
しかし、新品ビジネスフォンは”新品”なだけに最高の状態。中古ビジネスフォンは”中古”なだけに状態は様々で、新品と比較してどうしても故障しやすいです。予算を確保できるのなら、状態の良いものを選ぶべきなのは確かでしょう。
保証の範囲はどこまで必要か?
新品・中古ビジネスフォンのどちらかを選ぶとして、保証の範囲はどこまで必要ですか?
新品ビジネスフォンは新品ですからメーカー保証はもちろん、業者の保証もおよそ付いてきます。中古ビジネスフォンにはまずメーカー保証は付きませんし、新品と比較して業者の保証も付かないことが多いです。
ビジネスフォンは導入して終わりではなく、少なくとも2,3年以上は運用し続けます。精密機器なだけに劣化すると故障し、修理する必要も。万が一の”安心”まで購入したいのであれば、新品を選んでおくのが良いです。
比較した上でなお魅力的か?
新品・中古ビジネスフォンを選ぶとして、比較した上でなお魅力的なのはどちらですか?
予算や保証内容の他にも、新品と中古にはメリットとデメリットがあります。大抵はメリットばかりに、特に”価格”に目がいくのでどうしても中古が選ばれがちです。ただ、メリットばかりに意識していると、思わぬデメリットで後悔することも。
新品・中古ビジネスフォンを比較するのなら、メリットよりも”デメリット”に注目するのがおすすめです。デメリットを比較してなお魅力的な方を選ぶと、後悔するリスクを減らせるため。どちらが魅力的かを意識するとより選びやすいです。
2.新品・中古ビジネスフォンのメリット・デメリットを比較
先述した内容から分かる通り、新品・中古ビジネスフォンのどちらを選ぶかは”比較”して決めるのがポイントです。その際、特に”デメリット”に意識すると比較しやすいとのこと。では、新品と中古のメリットとデメリットを見ていきましょう。
新品ビジネスフォンのメリットとデメリット
新品ビジネスフォンのメリットとデメリットを以下にまとめてみました。
メリット
新品ビジネスフォンのメリットは主に3つ。
- 購入時点での最新機能が搭載されている
- 拡張性や機能性など自由に機種を選べる
- メーカーや業者の保証が十分に受けられる
また、新品ビジネスフォンのほとんどには”フラッシュバックメモリ”が採用されています。フラッシュバックメモリとは”短期記憶装置”のこと。万が一、落雷などで突然停電しても、電話帳や録音記録などのデータ類を守ってくれます。
デメリット
新品ビジネスフォンのデメリットは1つだけ。
- 中古と比較して価格が4,5倍はする
一般的にビジネスフォンは3台セットで販売されています。3台セットでの価格は30万〜40万円と、1台あたり10万円ほど。もし10台導入するなら100万円以上にもなり、新品ビジネスフォンというのはとにかく予算がかかるのです。
中古ビジネスフォンのメリットとデメリット
中古ビジネスフォンのメリットとデメリットを以下にまとめてみました。
メリット
中古ビジネスフォンのメリットは主に3つ。
- 新品と比較して価格は4,5分の1ほど
- ネット検索すれば機種の情報が多い
- 状態によっては新品と変わらないものも
中古ビジネスフォンはとにかく価格の安いことが魅力。新品だと1台あたり10万円した機種でも、中古だと2,3万円で普通にあります。業者によっては1台あたり1万円以下と格安もあり、掘り出し物があるのは中古ならではです。
デメリット
中古ビジネスフォンのデメリットも主に3つ。
- 基本的に最新機能は搭載されていない
- 新品と比較して故障しやすく保証も少ない
- 故障しても修理部品が手に入りにくい
中古ビジネスフォンによってはすでに製造中止になっている機種も。メーカーというのは製造中止になってから、数年間しか修理部品を保管していません。その為、修理部品がなく、故障したら買換えするしかない機種もある訳です。
3.まとめ
今回は、新品・中古ビジネスフォンを徹底比較してみました。新品・中古ビジネスフォンを比較する上で、重要となるのは”デメリット”を知ってなお魅力を感じるのか。デメリットが気にならない方を選んでおくと、後悔するリスクを減らせます。
新品ビジネスフォンのデメリットは1つ。
- 中古と比較して価格が4,5倍はする
中古ビジネスフォンのデメリットは3つ。
- 基本的に最新機能は搭載されていない
- 新品と比較して故障しやすく保証も少ない
- 故障しても修理部品が手に入りにくい
少なくとも予算に余裕があるのなら、”安心”も購入するつもりで新品ビジネスフォンを選んでおくべきです。対して、基本機能でかつ価格を抑えたいのなら中古を。ぜひ、デメリットも比較した上で、どちらにするべきか選んでみてください。